近衛さん版「上杉景勝
この本が出る!と聞いて、とても喜んだものです。
景勝君単独の作品って、数少ないですからね・・・・・
しかも、近衛さんは嫌いではない小説家ですので、とても楽しみにしておりました・・・・が
一日で一気に読み終えましたが、正直凹んで疲れました・・・・
全く主人公に「愛情」が感じられなかったからです。
何となく「仕事でしょうがなく書いた」という雰囲気がムンムンとしました・・・・
だったら、書かなきゃいいのに・・・・
この景勝君は、どの作品と比べても、一番の気性難!です!
床机は蹴飛ばすは、怒りにまかせて折った扇子の数は数知れず・・・・・(汗)
↑まあ、こういう景勝君はいいんですが・・・・菊姫の死因については・・・まあ、そうも考えられますけど、景勝君的にはとても気の毒な描かれ方でした
この方の作品場合、景勝君が脇役の方がおもしろいかもしれません。
最近「直江山城守兼続」が出版されていたようですので、そちらも読んでみようと思っております。
この方のいいところは、おもしろい「説」をたてる事でしょうか?
景勝パパ(長尾政景)の死因などは、「なるほど〜」と思いました。

関係ないですが、この方の「直江兼続と妻お船」は、おもしろかったです(史実の話に入ると、おもしろさが減りますけど・・・・)
完全フィクション小説は面白いかもしれない・・・・
    
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