殿様と与次郎稲荷
平成20年4月9日掲載
私の中で「殿様」といえば、佐竹義宣公です(笑)
なんせ、我が藩の初代藩主ですから・・・(うふふ)
で、殿様が秋田に転封になった時、一度は秋田市土崎の湊城に入りましたが
今の千秋公園に久保田町を築城する事となりました
そのために、以前から久保田城築城の地・神明山に住んでいた
「与次郎」という狐が
「ここに城を築かれると私の住む所がなくなるので、住む場所を与えて欲しい」
と、殿様に頼みました
その見返りとして、殿様専属の飛脚狐となりました!
与次郎は、久保田から江戸まで往復6日できたので、
大いに殿様の役に立ちました
しかし、与次郎によって仕事がなくなった飛脚達に殺されてしまいました(泣)
その与次郎の死を哀れみ、造られた神社が「与次郎稲荷神社」です
現在、千秋公園の中(久保田城本丸跡)にあります
そして、与次郎が殺された、山形県東根市六田にも
「与次郎稲荷神社」があって、秋田藩の参勤交代の度に参拝したのだとか・・・
秋田の竿燈祭りで出竿町内の一つ「鉄砲町」の竿燈の提灯に
与次郎稲荷の絵が描かれてあります
秋田市出身の版画家勝平得之さんによって
描かれた与次郎稲荷が可愛くて好きです(詳しくはコチラ)
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