義道出陣

最上の部将楯岡豊前守達の策略により、八柏大和守を殺害してしまった義道・・・・

もがみんが、「関白のご命令」により、山北郡の１／３（上浦郡の１／２・今のほぼ湯沢市雄勝郡）の部分の蔵入地が

最上の管理下に入ったことを掲げたため、義道の庶兄・西馬音内茂道を初めとする山北南部の有力諸将のほとんどが

最上の勢力下に入りました。

しかし・・・湯沢城を守っていた小野寺孫七郎・孫作は、最上の支配下に入る事を拒絶！

小野寺孫七郎・孫作は、かつての戦功により、「小野寺姓」を名乗ることを許された

八柏大和守の実の叔父に当たる人たちでした。

例のごとく、鮭延典膳を先鋒とする最上勢が湯沢城を襲撃！小野寺孫七郎・孫作兄弟は、湯沢城と運命を共にしました。

勢いに乗った最上勢は、今のほぼ皆瀬川より南の部分（今のほぼ雄勝郡に当たる部分＠たぶんその地域が

最上の主張する「最上が管理すべき蔵入地」の範囲）を制圧することに成功しました！

皆瀬川より南の領地を最上に横領された義道は、皆瀬川を渡ってすぐの城・岩崎城奪還に乗り出しました。

勢いに乗ったら、湯沢城も奪還するつもりだったと思いますが・・・・・・

皆瀬川付近で、岩崎城に駐屯していた最上側の将・原田大膳と刃を交えます。

原田勢は無勢ながらも、オノデラーズは裏切りなどが発生して、士気が上がらず・・・・・・

無勢の原田勢に敗戦してしまいました！

オノデラーズの軍の中に、既に最上と通じていた六郷兵庫頭政乗率いる六郷勢が加わっていました。

六郷勢は、オノデラーズが原田勢に敗戦したことを確認して、皆瀬川の戦場からいち早く引き揚げ

六郷に帰る途中で、義道の居城である横手城の城下を襲撃しました！

横手に引き上げる途中で、横手城の方向から煙が上がっていることを確認した義道は

横手が六郷勢におそわれていることを察知！すぐ、横手へ引き上げて六郷勢を追い払いました。

これにより、六郷勢が完全に「反オノデラーズ」になりました。